2017.10.26
放課後の校内には、高鍋高校ならではの”風”が吹いています。
午後5時30分を過ぎると、グランドには照明が灯され、
その光に、部活動生達の姿が映えて見えます。
ラグビー、サッカー、陸上・・・ソフトテニス、テニス、ハンドボールなど
競技は違えども、その真剣な姿勢は、響き合っているかのようで・・・圧巻です。
体育館の中では、バドミントン、バレー競技の生徒諸君が躍動しています。
「ハイ!」「ハイ!」
かけ声が、体育館内に重なって聞こえます。
生徒諸君の真剣さが、心地よい”風”となって感じられるのは・・・気のせいでしょうか。
いえいえ!
そうではありません。
人が何かに打ち込んでいる時・・・本人は気づいていないかもしれませんが・・・
その周辺の空気が変わります。
フィギュアスケートの羽生選手は、そのことを「会場の空気をまとう」と表現しています。
本番の勝負で力を発揮できるか否かの境目は、場の空気をどう味方につけるかだと言うのです。
高鍋高校の放課後のグランド・体育館には、そんな空気があふれています。
一方、職員室横の「伸びる机」周辺にも、そんな空気が・・・
いよいよ、入試を前に勉強に励む3年生たち。
近寄り難いほどのピリピリとした空気が漂っていて・・・
これもまた、心地よい空気です。