2019.9.17
ICT遠隔授業通信~その①
本校は今年度文部科学省からの指定を受け、遠隔教育システム導入実証研究を開始しています。
探究科学コース・探究科学科を中心にTV会議システムを活用して、
日南高校と小林高校の探究科学コースの生徒を繋ぎ、協働的・探究的学びを展開します。
9月2日と9月9日:学校設定科目「探究Ⅰ」として、グループによる課題研究発表の中間報告会でした。
1年生は1学期にフィールドワーク演習を2回行い、その活動を基に「持続可能な社会への探究」という
大テーマで地域課題解決の探究活動を行っています。
ご指導いただくのは、Glocal Academy 代表の岡本尚也先生です。
5班に分かれ、「独居老人」「教育格差」「若者の流出」「環境」「経済の衰退」の
カテゴリーをそれぞれ選択し、さらに具体的な課題に焦点を絞って探究活動を行っています。
8月上旬から取り組んでいますが、調べ学習に留まっている班がほとんどです。
岡本先生からは、「課題研究で大切なことは Reality・Responsibility・Risk の3つ。
君たちには Realityが感じられないよ」と鋭い指摘。
ハッとさせられる言葉の数々に、生徒達はどんどん「本気」になってきます。
9月27日(金)には、日南高校・小林高校探究科学コースの1年生と繋いで、報告会を実施します。
フィールドワークでお世話になった各関係機関の方々にも参観していただく予定です。
問題を十分に理解し、自分達の足で現場に出向き、自分達の目で見、
自分達の耳で最前線にいる方々の声を聴くことの大切さ。こうした探究活動の基礎を体得することは、
来年の課題研究に必ず生きてきます。探究7期生の頑張りに期待しています。