2019.8.27
探究科学科1年生が農業大学校研修センターにてサマーキャンプを行いました。
このキャンプは,校長による「なぜ学ぶのか,なぜ働くのか」という問いかけから始まりました。
これは,超高齢化社会によって人工知能が様々な役割を代替していく世の中で,
やがて人類にとって大きな意味を持つ問いです。
このキャンプで行われる講座は,学ぶことに関する「心構え」「方法」「目的」などを
様々な視点から考えさせるよう計画されました。
午前は英語と国語の演習を行いました。
通常授業は50分ですが,本日は1つの課題について90分かけます。
問題へのアプローチの仕方や考え方を,周りとの議論も行いながら,じっくりと取り組みました。
午後は,はじめに口蹄疫メモリアルホールにて,映像資料と展示をもとに,口蹄疫について学びました。
報道だけではわからない,心の葛藤や悲しみにも気付かされます。
続いて,宮崎大学の中村先生と学生の皆様により,詩の味わい方についての演習がありました。
「心を声で描く」というテーマで,詩の音読を通してその深みを味わったり,詩の解釈を述べ合って
思いがけない発見をするなど貴重な経験をしました。
夕食です。才能も胃袋も無限大。
夜は探究活動として,1学期のフィールドワークで得られた資料をもとに,
自分たちが住む地域の問題点を考えました。
この背景には「持続可能な社会」の形成という目的があります。
様々な問題を解消するような,人やモノ,自然や社会の関係を見つけ出し,
暮らしやすい社会を作り上げていこうという考えです。
二日目も引き続き探究活動です。いよいよ問題の核心に迫るグループが出てきました。
閉会式です。しかし「学び」はこれからも続きます。
あなた方のように前向きに学び,社会の問題と向き合ってくれる人たちを育てることが,
私たちスタッフによる「持続可能な社会」への一歩です。