2023.7.28
探究科学科2年の尾﨑 光さん(高鍋西)、諸冨 優海さん(高鍋東)が、1年次に取り組んだ探究活動をまとめた『市⺠通報システムを利⽤した歩道の段差の改善-⾼鍋町に潜む段差の原因の調査と改善案の提案-』という論文が、愛媛大学社会共創学部主催の「社会共創コンテスト地域課題部門」で奨励賞を受賞しました。
このコンテストは、地域社会や地域課題に関わる発見、調査、提言などのアイデアもしくは活動実績に関する論文コンテストで、今回690作品のうち上位20作品に選ばれました。
いただいた評価は以下の通りです。
『本作品は、自転車通行時に道路の段差によって衝撃を受けた身近な体験から発想し、歩道のバリアフリー化という社会的課題の解決へ向けた活動に発展させたものである。まず、歩道に段差が生じる要因を分析し、自治体と連携をとりながら、その解消方法を探っている。解決のためには道路管理者である自治体が危険個所を把握する必要があり、そのための手段として、よくある「危険マップ」作成では持続可能性が低いことから、「市民通報システム」の活用を提案したのは、この活動を一過性ではなく継続的に行っていくうえで非常に有効であったと思う。自治体がこの提案を受け入れ、住民全体が協力して課題解決に向けた取り組みを行うまで継続して活動することを期待する。』
受賞した2人のコメント「身近な困りごとから、研究を積み重ねてまとめた論文が評価されて非常にうれしいです。今後も探究活動がんばります!」